松江城
 島根県松江市2019年01月14日

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   松江城
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  平成27年7月、国宝に指定された松江城です。説明によると明治初頭全国の多くの城が取り壊される中、松江城天守は旧松江藩藩士高城権八や豪農勝部本右衛門親子らの奔走によって取り壊しを免れ、以降も市民の手によって守られ今日に伝えられています。とあります。
   
  市営駐車場から入ると国宝、松江城の石碑に迎えられさらに進むと松江神社があります。
 
  神社に行く前に復元された櫓3棟の内の2棟です。城内に入るまえに見る威圧的な石塀です。説明によると
かつて二の丸には、御門・東の櫓・太鼓櫓・中櫓・南櫓・御月見(つきみ)櫓があった。このうち、太鼓を打って時刻を知らせる太鼓櫓と御貝足蔵と呼ばれた中櫓、南東方面を監視するための2階建の南櫓の3基の櫓は、平成13年に約125年ぶり(明治8年取壊し)に復元した。
 とあります。
 
  左通行の石段を登るとお城の全容が現れます。
   
  鯱は木の上に銅板を張ったものだそうで向かって左が雄で鱗が荒く右側が雌だそうです。右の写真の鯱は城内に展示されたもので昭和の解体修理の時に取り外されたものだそうです。
   
 この城で見落とせないのが次の2つです。それぞれの説明では
 包板(つつみいた)
天守を支える柱には、一面だけ、あるいは二面、三面、四面に板を張って、鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留められているものがある。これは「包板(つつみいた)」と呼ばれ、天守にある総数308本の柱のうち130本に施してあり、割れ隠しなど不良材の体裁を整えるためのものと考えられている。
 桐の階段
板の厚さ約10センチメートル、階段の幅1.6メートルで1階から4階の各階の間に設けてある。階段を引き上げたり、防火防腐のために桐を使ったもので他の城では見られない特殊なものである。
 とあります。
 
       
   最後に天守閣からの眺めです。左から西、北、東、南です。
民パワーを感じることのできるお城でした。よくぞ残してくださいました。これから先、学術的研究が進み新たな発見を予感させてくれるお城でした。
   
 
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